リクの少年昆虫記

あらすじ

リク君を中心とする少年昆虫団は,夏休みは昆虫採集の毎日。ひょんなことから“漆黒の金剛石”という神の遺伝子を持ったカブトムシを探す組織と遭遇した。その組織はJFと言い, 日本国崩壊を狙う闇組織であった。闇組織JFを壊滅させるため,仲間に加わったレオンと共に組織の正体を探る日々が続く。でも,普段はだらだらと昆虫採集をしたり,遊んだり,楽しい夏休みを過ごす。

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☆ この物語はフィクションです。 採集場所・登場人物・団体等は架空のもので実在のものとは一切関係がありません。

※ 採集には子供だけでは行かず,必ず大人と一緒にいきましょう。

第394話 刹那  

各務原山の交錯シリーズ 第1章




東條が見せた一瞬の隙をリク君は見逃しませんでした。



―大空一刀流 青の衝撃(ディープインパクト)―



例のごとく一瞬で視界から消え,上空

から強力な一撃を振りかざします。



東條「なんと!これはすごいっ!」



さすがの東條も驚いていました。



ドォンッ!!!



しかし,リク君の攻撃は地面を叩いていました。



衝撃で周りに土が飛び散り,

その場が大きくめり込んでいました。



「避けられた・・・!?」

「(こいつ・・・疾い・・・!)」



再び背中から捕虫網"月読"を取り出します。

だが,目の前にその男はいませんでした。



「はっ・・・!」



後ろからの気配に気づいて振り返った時,

強烈な斬撃がリク君を襲っていました。



ザクッ!!



「ぐぁぁぁぁ!!」



肩先に激痛が走ります。



東條「凄いな!完全に不意を突いて,

今の一撃で殺したと思ったのに。」



リク君は超人的な反応速度で致命傷をかわしていました。

しかし,右肩からは血がしたたり落ちていました。



ポタ・・・ポタ・・・ポタ。



「どうしよっ・・・。リク君が

このままじゃ死んじゃうよ。」




まさらちゃんはトシ君のTシャツに

しがみつき,泣きそうになっていました。



「・・・。」



リク君はめげずに反撃に出ます。



しかし,どの攻撃も当たること

なく,受けられるかかわされます。



「はぁはぁ・・・。なんて,迅さだ・・・。」



ドンッ!!



東條が再びリク君の肢体めがけて切っ先を放ちます。



「ぐっ・・・!(迅さと重さを兼ね備えた攻撃・・・。)」



「まさに刹那のように動く男だ・・・。」



イツキ君や他のみんなはこの戦いをただ 傍観(ぼうかん)するしかありませんでした。



東條が先ほどの構えを取ります。



次の瞬間,間髪入れずに向かってきました。



今度は彼の必殺技が放たれました。



東條「さぁ,一緒に悪夢を見よう!」



―悪夢の最大破局(ナイトメア・カタストロフィ)―



それは強力な一点への突きでした。



刀の長さに対して不釣り合いなほど

長く伸びた衝撃が相手を突き刺します。



まるで世界最後の破局の日に訪れると

言われる大きな彗星の尾のようでした。



「グワワァァァァァァァ!!!!!」



次回の更新は12月11日(土)を予定しています。