リクの少年昆虫記

あらすじ

リク君を中心とする少年昆虫団は,夏休みは昆虫採集の毎日。ひょんなことから“漆黒の金剛石”という神の遺伝子を持ったカブトムシを探す組織と遭遇した。その組織はJFと言い, 日本国崩壊を狙う闇組織であった。闇組織JFを壊滅させるため,仲間に加わったレオンと共に組織の正体を探る日々が続く。でも,普段はだらだらと昆虫採集をしたり,遊んだり,楽しい夏休みを過ごす。

メニュー
     登場人物紹介        過去のお話       

最新話



☆ この物語はフィクションです。 採集場所・登場人物・団体等は架空のもので実在のものとは一切関係がありません。

※ 採集には子供だけでは行かず,必ず大人と一緒にいきましょう。

第383話 今度こそキャンプに行こう!後編 



キャンプのだいご味といえばやはり夜の

バーベキューとキャンプファイヤーです。



昼と同じ要領で火をおこし,

お肉や野菜を焼いて行きます。



炭火で食べるお肉はどれも絶品でした。



豚トロも適度に油が落ち,くどすぎず食べられます。



もちろん,高級なお肉は口に入れると

その肉汁と甘みで頬が落ちそうになります。



「このお肉おいしい!灰庭さんが

持ってきてくれたんだよね!」



まさらちゃんは隣に座っていた

灰庭さんに話しかけました。



灰庭「色々と迷惑をかけちゃったからね。お詫びの

意味も込めて!A5ランクの飛騨牛を用意したよ。」



「A5ですか!最高級じゃないですか。ニクミさんもびっくり!」



だぬちゃんもご飯と一緒に

美味しくお肉をいただいています。



しかし,野菜にはあまり箸が伸びないようです。



「野菜も食べないと。焼きピーマンに

焼きニンジンがめちゃくちゃうまいよ!」



トシ君はバクバク食べています。



バーベキューのすぐ横ではたき火をたいていました。



真っ暗な闇の中,静寂の夜を感じながらたき火の日を

見つめていると感傷的な気持ちになってきます。



みんなは食後,その火をじっと見つめていました。



「さぁ,いよいよメインイベントがはじまるよ!!」



リク君はカブクワ採集の用意をして張り切っていました。



「オイラは汗かいちゃったから温泉に入ってくるよ。」

「俺も行く。2時間は入っているからな。」



イツキ君は大の温泉好きでした。



「え,いや,ちょっと・・・!」



灰庭「じゃあ,僕が一緒に昆虫採集に行くよ。」



灰庭さんが名乗り出ると,



「あたしも行くっ!」



まさらちゃんもついてくることになりました。



だぬちゃんもまだ温泉に入る気分ではなかった

ので昆虫採集に付き合うことにしました。



「なら,オイラは保護者として

温泉組につきあうとしよう。」



温泉組はキャンプ場から歩いて5分の場所にある

“湯の華アイルランド”という所へいきました。



昆虫採集組はキャンプ場のすぐ

裏にある里山へ入って行きました。



空には上限の月が輝いていました。



「きれいなお月さまー!街で

見るよりずっときれいだね!」






「うん,そうだね。この辺りは

特に空気がきれいなんだよ!」



リク君も空を見上げて月を見ました。



灰庭「もうそんな時期か。」



灰庭さんがぽつりとつぶやきました。



灰庭「お,ここにヒラタがいるよ!」



「どれどれ!」



そこには70ミリを超える大型のホンドヒラタがいました。



「大きいねぇ!」



リク君は手際よく樹木から取り外し,

持っていたケースに入れました。



その後,1時間ほど森の中を探しましたが,

他の個体は特に珍しいものはいませんでした。



最初に採ったヒラタ以外はリリースすることにしました。



昆虫採集を終えると,温泉組が戻ってきました。



「いやーさっぱりしたよ!

みんなも入ってきたら!」



トシ君はゆっくりと温泉でくつろげたようです。







昆虫採集組も温泉に向かいました。



そうこうしているうちに

就寝時間がやってきました。



温泉から出てきたまさらちゃんは,髪が

ぬれていていつもと髪型が違いました。



そして,縞模様のかわいいピンクのパジャマ姿に

身を包み,今日の楽しい出来事を思い出していました。







「いい思い出ができたね。

またこのメンバーで行きたいな。」


「奴らを倒したら,また行こう。」



テントの中でそんな会話をしながら

みんなは深い眠りについていきました。



半月の光が優しくテントをつつみこんでいました。



次回の更新は10月2日(土)を予定しています。