リクの少年昆虫記-最新話-

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 最新話 

第574話 夢の共演 前編 マーボーシリーズ

マーボーは自室にこもってウーチューブの

配信準備を進めていました。



マーボー「今日のネタはなかなかだぞ。」



一人でぶつぶつとつぶやきながら

パソコンの画面を見つめていました。



少年昆虫団はパクト君の自宅にいました。



これからみんなで,マーボーおじさんの

ライブ配信を見るためでした。



「また見るのかよ!」



パクト「アクセス数アップに

協力してもらえると嬉しいよ。」



パクト君のお願いをまたしても

聞いてあげることにしました。



「たしか前回は,都市伝説の話だったよね?」

「呼んだ?」



誰もつっこみません。



予定の時間になり,配信が始まりました。



マーボー「今日も巷で噂になっている都市伝説をやっていくよー!

本日はスペシャルゲストをお招きしています。」



「あれ?今回パクト君は

一緒に出演していないんですね。」



パクト「そうだね,これはライブ配信だからね。

僕は今ここにいるよ。」



画面に映し出された特別ゲストとは・・・。



マーボー「なんと,この方です!」





「はぁ!?」



リク君が思わず声を上げました。



「マジか・・・。」



なんとそこには・・・。



アイタ「もうすぐ現役教員になる予定のアイタです!」



なんと,マーボーとアイタの夢の共演がここで実現しました。



「っていうか二人って知り合いでしたっけ?」



パクト「なんか,この前ヤンキーがらみの殺人事件があったでしょ?

あの時,おじさんも近くにいたらしいんだけど,

実はもう一人現場にいたんだって。」



「それがアイタおじさん?」



まさらちゃんが聞きました。



パクト「そうみたい。現場から逃げるときにたまたまタイミングが

向こうと同じだったみたいで,そのあと意気投合したんだってさ。」



「その場にいたんだったら,止めろよ!

俺なら全員再起不能にしていたぞ。」



イツキ君は怒りがこみ上げてきました。



「ふふ・・・。」



リク君がその言葉を聞いて少し笑いました。



配信が続きます。



みんなは画面に注目しました。



以下「」のセリフはマーボー,

―のセリフはアイタになります。



―本日は,こんな素晴らしいチャンネルに

呼んでいただきありがとうございます。



「さっそくですが,何か知っている

都市伝説とかってありますか?」



―そうですねぇ。特にないですね。



「ないんですかっ!?

じゃあなんでこのチャンネルに出たの?」



―いや,君に出てほしいって言われたからでしょ。



「・・・。そうでしたね。

失礼しました。」



―いえいえ。



「それでは,私からとっておきの

都市伝説を紹介しようと思います。」



―面白そうだね。



配信内容は後編に続きます。



☆ 次回の更新は12月6日(土)を予定しています。







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