リクの少年昆虫記-最新話-

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 最新話 

第447話 カイリのかいかい怪奇譚 後編 シーズン2
カブクワキングの一室で,

カイリちゃん,イツキ君,

まさらちゃん,灰庭さんの四人が,

頭を悩ませていました。



「やっぱりリク君の言葉が気になるよねぇ・・・。」



みんなはとりあえず,

百物語の詳細について,

ネットで調べてみることにしました。



灰庭「百物語の起源は古く室町時代からあるみたい。

江戸時代にブームが起き,

1話かたり終えたらろうそくの灯を消す。」



他にも色々な形式があるらしいが,

おおむね共通するのは,

百話を語り終えると本物の物の怪が,

現れると言われていることでしょう。



よって百物語を行う時は,

99話でやめて夜明けを待つのが,

良いとされているのです。



「へぇ・・・。

百物語って結構,

奥が深いんだ・・・。」



灰庭さんがイツキ君を見ました。



灰庭「何か気付くことはあるかい?」



「うーん・・・。」



イツキ君も返答に困っていました。



「たしかあの時リクは,

百物語が全部終わった後に,

含みのある言葉を発したんだよな・・・。」



そこまでイツキ君が言った時に,



「もしかしたら・・・。」



カイリちゃんはもう一度,

稲姫先生のHPと百物語について,

まとめてあったサイトを見直しました。



「わかった!」



カイリちゃんが何かひらめいたようです。



「この謎の真実,いただきました!」

「え!?カイリちゃんすごい!」



灰庭さんも珍しく驚いた顔をしていました。



「お前が見つけた真実を聞かせてくれ。」



イツキ君が冷静に言いました。



「うん,いいよ。」



カイリちゃんが一呼吸おいて続けます。



「そもそも百物語っていうのは,

99話で止めなくちゃいけないの。

さらに,本来は大人数で分担して噺を進める仕組み。」



さらに彼女が説明を続けます。



「なのに,稲姫先生は自分一人で進め,

さらに百話まで到達した。」



<HPに載っている稲姫先生のプロフィール画像>



「ああ,俺もおかしいと思っていた。」



イツキ君も同意見でした。



「つまり,稲姫先生はみんなをためしていたの。

そのことに気づくかどうか。

唯一リク兄だけが気づいて指摘したってことじゃないかな。」

「そっか,だからあんなことを言ったんだ!」



またしてもカイリちゃんが,

稲姫先生の怪談噺に隠された謎を,

解き明かしたようです。



しかし,なぜか灰庭さんだけは,

納得がいっていないような顔をしていました。



こうしてこの時の集まりはお開きとなりました。



しかしこの後も,

カイリちゃんの謎解きは,

まだまだ続く夏休みになりそうです。



次回の更新は1月28日(土)を予定しています。







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