リクの少年昆虫記-最新話-

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 最新話 

第576話 真夏のサンタクロース11

子供たちの間でささやかれる都市伝説・・・。



それはサンタクロースの格好をした

殺人鬼が子供を袋に入れて殺し,

家族のもとへプレゼントとして

送り付けるサイコパスのことです。



少年昆虫団とレオンさんはその人物が,

自殺した場所に集まっていました。



赤神氏からイヤコムに連絡が入り,

彼の体内にはナノロボットという機械が

組み込まれていたことが判明します。



しかし,その技術は今の科学技術では

実用化されていないはずのものでした。



これ以上の進展が見られないと

思われていたのですが・・・。



赤神「今から時間があるなら,

ちょっとこっちに来てほしい。」



突然の提案に,少し戸惑いながらも,



「ああ,ひまでしょうがない。」

「え?この後昆虫採集へ・・・。」



リク君の言葉を遮(さえぎ)り,



「いいですね。そちらへ行きましょう!」

「愛知県警本部に行けばいいのかな?」



二人が会話に参加してきました。



赤神「いや,例の神社へ来てほしい。」



皆は顔を見合わせましたが,従うことにしました。



レオンさんはすぐに車を準備し,

みんなを乗せて赤神さんとの

待ち合わせの場所へ向かいました。



神社につくと,まだ赤神さんの姿は見えません。



「いないねぇ?」



トシ君があたりを見渡しながら,そう言いました。



赤神「お待たせ。」



振り返ると鳥居の前に

赤神さんが立っていました。



「赤神さん,なぜわざわざこんなところまで?」



赤神「まぁ,色々とあってな。」



彼はレオンさんの質問に明確に

答えることなく,本題に入りました。



彼は持っていたバックの中からファイルを

取り出し,レオンさんに渡しました。



「これは?」



レオンさんはリク君たちにも

見えるように広げて見せました。



赤神「あのサイコパスサンタの経歴を調べて見た。」



「仕事が早すぎない!?」

「やっぱり警察ってブラックですねぇ・・・。」



二人は少し同乗しました。



「先ほど聞いた話ですよね?確か,

大陸のテロリスト・・・。」



ファイルをめくりながら,

内容を確認していきます。



「なっ!?」



イツキ君は突然声を上げました。



「どうしたの?」



まさらちゃんが覗き込みました。



そこに書かれていた驚きの内容とは・・・。



☆ 次回の更新は12月27日(土)を予定しています。







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