第578話 研究施設にて作戦会議 覚醒の刻 シリーズ 第2章
先ほどまでバーベキューを楽しんでいた少年昆虫団でしたが,
またしても闇組織JFの追手がやってきて,
施設を取り囲まれてしまいました。
中に立てこもったものの,
突破されるのは時間の問題でした。
果たしてこの窮地をどのようにして
切り抜けるのでしょうか。
施設の中では,
こんな会話が繰り広げられていました。
「新しくなったコイツの性能と
オレの新技で返り討ちにしてやるよっ!」
「いや,いくら君が強いといっても
それでは全員を守り切れるとは限らない。」
レオンさんは組織として
対抗すべきだと提案しました。
「まず,前戦で敵の進軍を遅らせる
役目が必要だ。その間に他のメンバーで
侵入に備えた対策を行う。」
「いいですね!
だぬたちもがんばりますよっ!」
いつになくやる気のだぬちゃんでした。
「じゃあ,オイラが
最前線かな?」
トシ君は力こぶを作って
自分をアピールしました。
「なんでそうなるんだよ?」
イツキ君が少し小ばかにした感じで
その意見を取り下げようとします。
「いや,トシ君の体の大きさは
こちらにとってはメリットだ。
自分とトシ君で受け持つことにしよう。」
レオンさんの提案に
一番驚いていたのは,
トシ君自身でした。

「おそらく正面入り口と,
東西の窓から敵は侵入してくるだろう。」
レオンさんはみんなに
イヤコムの電源をオンにするよう
指示しました。
「リク君とだぬちゃんで
2階の入り口を守ってほしい。
まさらちゃんとイツキ君は3階で
やってほしいことがある。」
「もしかしてさっきのことか?
あれならすでに準備できているぞ。」
先ほど二人で何やら話をしていた
件の事でしょうか。
「じゃあ,あとは
電源を入れるだけだね。」
「なんかよくわからないけど,
わたしでできることなら
がんばるよ!」
まさらちゃんも
怖がってはいられませんでした。
「敵の数は多いが,
全員で協力して
返り討ちにしてやろう!」
みんなの士気は
とても高いようでした。
「あ,レオンさん!」
リク君がレオンさんに
声をかけました。
「あのさ・・・。」
リク君がレオンさんに何やら耳打ちをし,
それを聞いたレオンさんは
ニコッと笑いながら,
「さすがだね。」
と返しました。
各自がそれぞれの役割を行うために
ちらばっていきました。
その直後の事です。
窓から何かが投げ入れられました。
どうやら発煙筒のようです。
あっという間に廊下が
煙で包まれました。
「レオンさん
これやばいんじゃないかな!?」
「大丈夫だよ!」
トシ君は心の中で,
“絶対に根拠ないでしょっ!”と
突っ込みました。
同時刻,
施設の外では・・・。
南雲「三部隊,梟,鷲,鶴は突入せよ!」
それぞれの隊長である
山根,蒲生,牛尾が指揮を執り,
作戦が実行されます。
今回の闇組織JFの戦力は
司令官:南雲
相談役&遊撃隊:東條
戦闘員:精鋭部隊
梟:山根 鷲:蒲生 鶴:牛尾
藪蛇準幹部:マヤ
川蝉準幹部:木戸
となっていました。
警察官1名と
たった5名の少年を抹殺するには,
十分すぎる戦力でした。
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