リクの少年昆虫記-最新話-

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第516話 庄外川の大戦⑧

エピソード0シリーズ 第2章
ここまでの戦況をもう一度確認してみましょう。



敵の主力である"ゴルゴダ"の参戦で,"赤い戦線"は壊滅。







"三猿"も負けずとマザーの"白い稲妻"をつぶします。







さすがに組織としての勢力は

ほとんどありませんでしたが,

彼らは個々の能力が並外れており,

まだまだ戦力としては健在でした。



そしてゴルゴダと清香率いる

"清涼納言"がぶつかります。



"籠球愚連隊"の岡嶋は怒涛の勢いで

"高速の粒子"に攻撃を仕掛けます。







疲労しきった光速の河内達に

それを押し返す力は残っていませんでした。



ついに河内率いる"光速の粒子"が壊滅しました。



これで川の中ではそれぞれ主力とされる

後詰めチームがぶつかり合う展開となっていました。



ちなみに三猿は一度前線から後方へ戻されました。







すでに戦端が開かれてから1時間以上が経過していたため,

疲労回復のため下げたのでしょうか。



橋での戦況については・・・。



すでに"黒いカナリア"が中心となって"朱雀"や"青龍"の

リーダーである鳥川肝之助(18)と



<四神 朱雀 リーダー:鳥川肝之助>



十影龍五郎(18)を倒していました。



<四神 青龍 リーダー:十影龍五郎>



彼らは逃げ出すことなく最後まで戦い抜きましたが,

参謀でもあるリアと戦闘狂少女の

カナはすさまじく強かったようです。



リク君とイツキ君の二人はここまで

特に幹部やリーダーを倒すことはなく,

無難に橋の向こう側まで来ることができました。



リア「ここからが大事だ。」



彼が慎重に進めようとしました。



影山「いよいよ敵の本陣に

奇襲をかけるんですね。」



美しいポニーテールをなびかせながら,

リーダーの影山がそう言いました。



第二陣を務めた"爆走・ポニーガールズ"はメンバーこそ

10人ほどに減っていましたがまだ健在でした。



カナ「つっこんでいって

全員ぶっ殺せばいいじゃん!」

リア「そうはいかない・・・。」



カナの行動を制止すると,

草陰に隠れて敵の様子を

確認することにしました。



おそらく橋のファザー部隊がすべて壊滅した

ことは本陣に伝わっているはずなので,

すぐに敵の新手がやってくることを警戒していました。



「イツキ君,オレいいこと考えたんだけど。」

「奇遇だな。俺もだ。」



二人は後方で何やらひそひそと

話し合った後,姿を消しました。



ここで場面が切り替わり,

ファザー陣営では・・・。



彼らは堤防の上に直属の部隊を置き,

戦況を見渡せる場所で待機していました。



ファザー「順調!順調!だろ手塚?」



隣で立っていた手塚に話を振ります。



ファザー本人はどこからか調達したキャンプで使う

大型のリラックスチェアーに座ってくつろいでいました。



庭球暴走隊はすでに堤防下で川に入る準備をしていましたが,

リーダーの手塚は参謀も兼ねるため,本陣から指示を出していました。



手塚「しかし,わが傘下もかなりの痛手をこうむりました。」

ファザー「そうなの?」



手塚に対して,気のない返事をしました。



手塚「はい。"ゴルゴダ"こそ健在ですが,

"極限の好敵手"や"辰野",

さらに下位組織である

"極限の蜃気楼"も失いました。」



この手塚という人物には

多くの傘下チームがいたようです。



手塚「残っている傘下は田岡の

"新・田岡組"くらいです。

こちらを橋の迎撃にあてます。」

ファザー「いいんじゃない!それで!」



彼はぐびぐびと手に持っていた

焼酎瓶を飲み干しました。



彼は未成年なので,中身はきっと

サイダーなのでしょう・・・。



多分・・・。



手塚「ありがとうございます。

田岡たちはすでに橋に向かっています。

それから"白虎"の虎次郎と

連絡が取れない状態が続いています。」



ファザー「ふぅん・・・。」



彼はまた気のない返事をした後,



ファザー「それよりもよ・・・。」



と,話題を変えました。



手塚「なんでしょう?」



少しの沈黙が流れた後,

彼が口に出した内容は・・・。



ファザー「マザーの奴はなんでまたこんな

大戦(おおいくさ)を仕掛けてきたんだ?」



それに対して参謀の手塚は一言,



手塚「さあ・・・?」



これは一体どういうこと

なのでしょうか・・・。



次回の更新は6月15日(土)を予定しています。







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