第1話 せみとり

幼稚園の頃,私は蝉採りが大好きだった。おじいちゃんと一緒に近くの公園へ連れて行ってもらい, しょっちゅうアブラゼミやニイニイゼミを採っていた。今でこそやかましいほど鳴いて,そこらじゅうにいるクマゼミだが, 当時は,ほとんどいなかった。いたとしても木の高い所にいてなかなかとれないセミだったのだ。

おじいちゃんは古くなったつりざおを改造して高い所にいるセミも採れるようにしてくれた。おかげでムシカゴは常に セミでいっぱいだった。おばあちゃんの家にもどって見せた後,逃がしてやるのが習慣だった。 おじいちゃんに虫取りにつれていってもらったのが私の虫好きの始まりだったと思う。

<思い出の1枚>


<続く>




第2話 色々な出会い

ほどなくして小学生になった私は,セミ以外の昆虫も採るようになる。それはトンボだったり,チョウだったりする。

特にアゲハ蝶が大好きで,ミカンの葉についた卵を持ち帰り,成虫まで育てることを楽しみにしていた。他にも昆虫ではないが,カエルやフナを採り, 家で飼育した。

何よりも生き物が大好きだったのだ。それは今も変わらない。

<思い出の1枚>


<続く>

第3話 虫離れ

中学生になると,昆虫よりもゲームやスポーツなどに没頭していった。 昆虫採集もほとんどやらなくなった。たまに夏休みのキャンプで山に行くと,早起きしてカブトムシを探しに行った。とてもワクワクしたことを今でも覚えている。

本質的は虫が大好きだったのだ。しかし中学生,高校生と忙しい毎日を過ごし,そのことをすっかりと忘れていたのだ。

自分が昆虫好きだということを思い出すのは大人になってからであった。

<思い出の1枚>


<続く>

第4話 再び虫と触れ合う

いつしか自分は大人になっていた。そして結婚をした。子供ができた。 子供にカブクワの良さを伝えたいと思った。そこで,毎年,採集に行くようになった。

いまでもカブクワは大好きだ。そしてこれからも・・・。

<思い出の1枚>


<おしまい>